コーヒーハンターVOL.7『イルガチェフェ ナチュラル』

エチオピア 『モカ・イルガチェフェ ナチュラル』

ジニスカフェで人気のお豆の一つ、エチオピア産のモカ・イルガチェフェ。ラズベリーやローズを想わせる優しい風味が、特に女性に人気です。

このイルガチェフェの【ナチュラル】のサンプルを取り寄せ、カッピングをしました。

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ナチュラルとは…
コーヒーの生産処理方式の一つ。収穫したコーヒーの果実をそのまま乾燥。その後脱穀し、コーヒーの生豆を取り出す方法。ナチュラル方式で作られた豆の特徴は、その甘味。(※これについては、後日改めて書きます)
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さて、そのナチュラル方式で作られたモカ・イルガチェフェのカッピング!

フレグランス(粉の状態での香り)は、バナナやラズベリー、そしてパイプタバコ… 既に取扱いのあるモカ・イルガチェフェとは全く違う香りにビックリしたほどです。

お湯を注いでみると… シナモンやブラックペッパー、干しバナナの香りを感じるようになりました。

「どんな味がするんだろう」と、ドキドキしながら口に含むと… んッ! バナナや赤フルーツの風味を感じるけれど、一番強く感じるのはwiney。発酵した豆の風味に、思わず「わッ」と声が出てしまいました。

カッピングの評価は83.5点。

もちろん、発酵した豆の風味が強いため、取扱いはしません。美味しいお豆だったのかもしれませんが、きっと乾燥のプロセスにおいて発酵してしまったのでしょう。残念です。

余談ですが、「発酵した豆の味」で思い出したコーヒーがあります。サン・パウロのコーヒースクールでカッピングをしたコーヒー。どこの国のどんな豆かは覚えていませんが、発酵の味が強すぎて、私には「みそ汁を飲んでいる」としか感じられなかったほど。周りのブラジル人に「これは日本の味噌スープみたいだ」とコメントした覚えがあります(笑)

「コーヒーはたくさんあるけれど、本当に美味しいコーヒーは少ない」 by ペリ
今後も私たちの美味しいコーヒー豆探し【コーヒーハンタープロジェクト】は続きます♪

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【備考1】コーヒーハンター・プロジェクトのカッピング目的は、豆の価値を見いだすために行っているものなので、焙煎前後に欠点豆の選別作業をした豆を使っています。

【備考2】DINIZ CAFEで取り扱う豆の基準は、85点以上の豆です