コーヒーハンター vol.1『ピーベリー』

グアテマラ 『ピーベリー』

コーヒーハンター・プロジェクト、サンプル第1号は、コロコロ可愛らしい豆、ピーベリー。

ピーベリーとは、コーヒーの枝の先端、もしくは高い枝部分にできる豆で、生産量は通常のわずか4-5%。枝の先端にできるため、未熟豆が多いのがピーベリーの問題点。でも、完熟したピーベリーは、とっても甘いんですよ!

見た目の可愛らしさだけでなく、カッピングでも私たちを満足させてくれました。

フレグランス(粉の状態でのコーヒーの香り)は、ベリーフルーツ、特にイチゴやラズベリーを想わせる甘酸っぱい香り。お湯を注ぎ、アロマ(液体の状態でのコーヒーの香り)を感じると…、最初にイチゴやラズベリーの香り、続いてオレンジを想わせるシトラス系の爽やかな優しい香り。お湯を注ぎ待つこと4分。「早く飲んでみたい!!!」という気持ちに駆られワクワクしながらの4分間でした。

いよいよカッピングです。最初の一口は、まるでリオのカーニバル♪いろいろな味のパレードに、二人とも笑みがこぼれました。とてもフルーティーな赤ワイン、そして、アプリコットとティーローズ(tea rose)を想わせるデリケートな風味。クエン酸のブライトな酸味と、わずかに感じる酢酸の存在が、コーヒーの甘味をより一層引き立ててくれます。もりろん、ピーベリーが持つ素晴らしい甘味もしっかりあり、舌に感じる重量感(コク)もあります。

甘味&酸味&コク&風味のバランスがとれた豆。カッピングの評価は、87.75点(100点満点)。

近々、DINIZ CAFEのメニューにも加わります。皆さんも、リオのカーニバルのセンセーションをぜひ味わってみてください!!!

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【備考1】コーヒーハンター・プロジェクトのカッピング目的は、豆の価値を見いだすために行っているものなので、焙煎前後に欠点豆の選別作業をした豆を使っています。

【備考2】DINIZ CAFEで取り扱う豆の基準は、85点以上の豆です