第3回 『コーヒースペシャリスト』 5日目


DINIZ CAFEスタッフ、ちひろです! 本日もコーヒー・スペシャリストのレポートをさせていただきます。

5日目のカリキュラムは
*焙煎による化学反応
*焙煎度合によるコーヒーの味の特徴
*味覚トレーニング 

私達が日常で目にするコーヒー豆の色には、茶・焦げ茶・黒等、様々なものがありますが、この色は焙煎による化学反応や糖の熱分解によって出来たものです。

今回の講習では、まず、焙煎の際どのようにして生豆に熱が伝わっていくのか、その熱伝達によって起こる化学反応にはどのようなものがあるのかについて学習致しました。

前回のレポートに「コーヒー豆には約数百種類もの成分が含まれている」と述べましたが、その成分はコーヒーが本来持ち合わせているものは少なく、多くの成分は焙煎の時に作られたも のだそうです。

つまり、コーヒーの風味や後味を大きく左右させてしまう程、焙煎は大事な鍵を握っているということなのです!

また、焙煎の温度や時間の調整により、浅煎り・中煎り・深煎り、そこからさらに細分化(浅煎り・中煎りの間、中煎り・深煎りの間etc..)していくことで、甘味・酸味・苦味・コクに強弱をつけ、テロワール(産地特性)の味が出せているかどうかといった、様々な特徴を持つコーヒーへと変化させることが出来るのです。

ちなみに、DINIZ CAFEのコーヒーは中煎り。甘さとフルーティーさを活かした焙煎方法です♪

コーヒー・スペシャリストコースで学習した「豆の品質」「収穫・生産処理」「選別作業」そして「焙煎」。それぞれの良さが1つに重なった時、今までに感じたことのないような経験、素晴らしいコーヒーを頂けるのです。

これこそ、真の【スペシャルティコーヒー】と呼ばれるものではないでしょうか^^ 

本日最後は、味覚のトレーニング。

コップに、砂糖・塩・クエン酸を、それぞれ水で3段階に薄めたものが置いてあり、例えば「この水は砂糖で、その中でも1番薄い濃度のもの」というように当てはめていきます。

ここまでは何とか分かるのですが、その後が難しい!!! なんと、2つの種類が混ざったものを口に含み、それぞれの濃度を当てるという ものでした。種類は何となく当てることができても、濃度はほとんど分かりませんでした。何故なら、同じ砂糖の濃度でも、塩や酸が加わることによって、もっと甘く感じてしまうのです。講習では、この仕組みについても詳しく教えて頂きました!

コーヒー・スペシャリストのコースも残り3回となりました。
次回、6日目のカリキュラムは『世界5大主要生産国コーヒーの特徴と試飲』です!

以上、DINIZ CAFEスタッフのちひろがお届け致しました☆